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不動産の豆知識 その71
私のおばあちゃんは地元でも有名な元気溢れる書道教室の先生をもう45年もやっている御年78歳だが、毎日の散歩の日課を忘れずにコツコツと体を鍛えるのを欠かさずに、書道教室も頑張っている。
お陰様で書道教室の生徒も順調に毎年応募があって、最近では50名を超えるほどに大盛況だそう。
先日、半年ぶりにおばあちゃんに会いに行ってきた。
今日は書道教室がお休みだったので、教室のお掃除をする日だった。
書道教室の掃除を、おばあちゃんと一緒に2時間かけて丁寧に掃除をしたのですが、一部畳が沈んでいる箇所があって、若干ではあるが沈み込んでしまっている感じがした。
おばあちゃんにその話を聞いてみると、数年前から少しずつ 床が沈み始めたそうで、「この和室もかなり古くなってきているので、そろそろ 直さないとだめかもね」と、おばあちゃんは言っていた。
僕は子供の頃この和室の部屋で、週に4回は書道教室を習いに来ていた思い出の部屋だ。
インドア派だった僕は、書道に熱中していたのである。
そのおかげもあって、学校で一番の書道の腕前になった程だ。
社会人になってからも、字が綺麗なことをよく会社の事務の人に褒められたり、取引先の人からも褒められたりと、 おばあちゃんのおかげで嬉しい思いをさせてもらっている。
そこで自分はおばあちゃんに恩返しをしたいと思い、この大好きだった書道教室の和室のリフォーム代金を払ってあげようと思った。
早速インターネットで、あれこれと検索していくつかの業者と連絡を取った。
全ての業者がお婆ちゃんの書道教室を知っていたのには驚いた。
床下の基礎の部分の木が少し傷んでいる箇所があるようで、その部分をなおすと床が沈んでいるのが治るそう。
金額もそんなに高くはなかったので僕的には一安心。
床下の工事もわずか半日で終了し、おばあちゃんも大変喜んでくれて僕的にはよいおばあちゃん孝行が出来たと満足しているが、じつは、おばあちゃんの笑顔が私を幸せにしてくれると逆に気付かされたのであった。