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不動産の豆知識 その1

不動産を商品として扱っている会社のことを総称して不動産業者と呼んでいます。
住宅を購入する際はもちろん、賃貸契約を結ぶ際など不動産に関わるさまざまな取引でこうした不動産業者が利用されているわけですが、実際には不動産業者には扱う不動産の種類や取引内容などによってさまざまな種類に分けることができます。
不動産業者とは簡単に言えば不動産のオーナーと購入者・賃貸者の間で仲介に立つ業務を行っている会社のことです。
しかしこの仲介にもいくつかの形態があり、それによってお金の流れや契約方法にも違いが出てきます。
まず販売代理形式。
オーナーが不動産会社と代理契約を結び、買い手を探す形式ですが、最大の特徴は買い手探しから交渉、契約まですべて不動産業者が一環して行う点です。
無事契約が結ばれた後に不動産会社は販売代金から契約料や報酬を差し引いた分を売り手に支払う形になります。
売主の側からみると取引を全面的に不動産業者に依頼する形です。
それから仲介(媒介)形式。
こちらは不動産業者が売り手と買い手の間に立って契約の斡旋を行う形です。
手がける物件を多くの人に紹介し買い手を探すとともに、購入希望者が現れた場合には売主に紹介します。
最大の特徴は売買契約そのものは売主と買主が直接行う点で、不動産業者は仲介手数料の形で報酬を受け取ることになります。
一般的に新築物件は販売代理形式、中古物件・賃貸物件は仲介(媒介)形式で行われています。
大半の不動産売買はこのどちらかの形で行われるのですが、新築のマンションや一戸建てでは不動産業者そのものがオーナーとなって販売するケースも見られます。
とくに2000年以降になってからは新築マンションだけでなく周辺の土地開発も手がけたうえで大規模な販売を行うデベロッパーと呼ばれる不動産業者が増えており、新築マンションの人気の高まりにひと役買っている状況です。
不動産購入や物件探しを行う際にはこうした不動産業者の種類や取引の形式もよく調べた上で検討していくことも求められます。